ヘーゼルナッツの植え方 〜定植編〜

定植後の苗木
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前回のヘーゼルナッツの植え方では準備編をお伝えしました。

今回は定植編をまとめていきたいと思います。

いざ定植!
苗木が来たらなるべく早めに定植します。
私はなるべく次の日に雨の降りそうな日を選んでいます、私の圃場には灌水設備がありません、苗木を定植した後の雨は恵みの雨ですね!
当農園で扱う苗木は発根促進材が根に付着させてある為定植前に水に浸けたりせず、そのまま植えます。植え穴は25㎝〜30㎝四方程の穴を掘り植え付けます、植える時のイメージとして表面から30㎝以内に根が広がっていくように根を広げて植えてあげます、掘り上げた土を優しく埋め戻します、この時に上から強く圧縮しすぎないようにします。
最後に水をやり完成です。
その後私の場合は夏の草刈り時に間違って苗木を刈ってしまわないように目印として支柱を立てて、マルチとしてケイントップを土の表面50㎝四方くらいに使っています。
ケイントップはサトウキビを使った土壌改良剤で藁の代わりに使っています、昨年までは藁を使っていたのですが大量の藁の入手が難しくなりケイントップを使うようになりました、このケイントップ、約1%程石灰が混ぜ込まれているのでちょっと心配だったのですが、今年試しに使用してみてとても扱いやすく良かったので来年以降も使っていこうと思っております。

ケイントップはこちら→http://www.agric.jp/

  
ここに注意!
植え穴を掘った時、土が粘土質だったりした場合は一旦植えるのをやめ、腐葉土などを入れ粘土質を改善してあげてから植えます、土が粘土質だった場合次の春芽吹くことなく枯れてしまったりしますので粘土質の土には注意です。どうしても土の環境が心配な場合は市販の果樹の土や庭木の土などを入れるという手もあります。将来木が成長した後の根の張り(60㎝〜80㎝四方)を想像してその範囲は粘土質の土を改善してあげてから植えることが望ましいです。
私は元田んぼだったりする場合は1年〜2年かけて土壌改良してから植えます。
それについてはまた別の記事で書いていこうと思いますがまず最初の段階での課題は土です定植前での土の通気性と水捌けの改善は必須です。

まとめ
土に手をかけてあげればあげるだけ植えてからの成長は良いです、ただヘーゼルナッツは水捌けさえ気をつければどんな環境でも実際には育っています。私も最初の年とりあえず植えちゃえ!と植えてしまいましたがなんだかんだ育っており、次の年から少しずつ手を加えて行ったりしています。しっかり農業を勉強されてる方に怒られちゃいそうですね( ̄◇ ̄;)
それくらいヘーゼルナッツは農業初心者からでも扱える作物だと思います。
しかし、ヘーゼルナッツを営利で栽培する場合にはしっかり土のことも考えてあげることで迅速な成長と美味しい実の収穫につながると思います。
現在まだまだ情報が少ないので苗木を扱う私としては実際に定植された方のご意見や私の経験で定植方法の確立はしっかりしていきたいと思いますので、随時情報は更新していこうと思います。

定植後の苗木

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