あっという間に4月、今年の3月は雪も多くなかなか圃場での作業ができない事も多かったですね。
今日は4月12日、長野の桜シーズンはまだこれからで早咲きの桜がちらほら咲き始めた頃です。
さて、ヘーゼルナッツの作業ですが4月は何をしているかというと本格的に草が元気になる前に株元の草を刈りマルチ敷き直し、株間に緑肥の種を蒔く、来年植える圃場の準備が主な作業です。
ヘーゼルナッツを植えるのは2月ですが私は大抵の場合耕作放棄地、遊休農地なんかに植えていますので植えるまでに最低でも半年(梅雨前までに確保できている圃場)は準備にかけます、草を刈り、全面を耕運します、その後は土の様子を見て緑肥を選び秋まで植えておくことが多いです、緑肥の良いところは秋刈って敷き込むまで夏の暑い時期に草刈りをしなくても良いところも緑肥を使う理由の一つです。
果樹は耕運しなくていいんじゃない?と思うかもしれませんができることなら耕運してあげる方が良いです、私自身条件の良さそうな圃場をお借りした時に時期的にも間に合わなかった為穴だけ掘って植えたのですがやはり生育に影響しているように思いました、それからは必ず耕運しております。
ヘーゼルナッツに適した緑肥は豆科とアブラナ科です、本来であれば一年を通して交互に植えたいのですが今年準備している圃場は秋蒔きに間に合わなかったのでこれから蒔ける緑肥を選定中です。
ヘーゼルナッツは土が大切なんです、よく耕運して水捌けと通気性の良い土にしてあげます、あとは適度な有機物、ヘーゼルナッツに合ったPhなんかを気にしながら準備します。土の準備は化学肥料なんかを使えばすぐじゃんと思う方もいると思いますが、ヘーゼルナッツに化学肥料はNGです、ヘーゼルナッツの根は毛細血管のように細く化学肥料には弱いため私は使っておりません、うまく使う方法はあるのかもしれませんが私はその知識もありません、その道のプロの方がいらっしゃいましたら是非使ってみて私に教えて頂きたいです!
また使う肥料や農薬も有機JASの範囲内と決めて選定し栽培しておりますが使えるものも少ないので全ての問題を解決するにはまだまだ知識も乏しく日々勉強です。
これからヘーゼルナッツの栽培を始めようという方も多くいらっしゃると思います、圃場は早めに確保して冬の定植に向けて準備を進めてくださいね。
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