ヘーゼルナッツ達はもう来年の準備をしています　小さな雄花が見えるようになって来ました。

今日は８月８日、長野の夏はもう終わったな〜と感じる季節になりました。
とは言えまだまだ暑い毎日です。
信州はしばみ農園のヘーゼルナッツ達は今年もまだ収穫には至っておりませんが、早くヘーゼルナッツが食べたい！来年に期待！
今年もいくつか実が付きましたが来年のために落としました、泣いちゃいます。やっぱりひとつくらい残しておけばよかったと少し後悔しています、ただ定植後３年くらいは実がついても中身が無かったり７月頃に落ちてしまったりします、これは生理落下で仕方ないのですがせっかくついた実が落ちてしまうなんて悲しいですよね、ヘーゼルナッツを栽培している方は少なからず体験しているのではないでしょうか。
ヘーゼルナッツ達はこの時期からもう来年の準備を始めます、小さな雄花が見えるようになってきます。
雄花達は暑い夏から寒い冬を越えて雌花を待っているんですよね、なんだかロマンチックですね、なのにヘーゼルナッツの雄花はその見た目から気持ち悪いとか言われちゃうんです、なんだかかわいそう…その気持ち悪い見た目はまたその季節になったらお見せしたいと思います。
雄花達はこれから成長をし、寒い冬を越え来年の２月〜３月頃に花粉を飛ばします、その時にちょうど雌花が咲いていると受粉し結実します。
ヘーゼルナッツは１本でも結実しますが雄花が花粉を飛ばすタイミングと雌花が咲くタイミングがピンポイントに一致するとは限らず、時期がズレた雌花は受粉ができず結実しません、そこで花粉を飛ばす時期が違う相性の良い別品種を植えてあげると結実の成功率をアップすることができます。
信州はしばみ農園でもTonda Gentile Trilobataの他にnocchoneとTonda Gentile romanaを植えています、苗木メーカーがその時出荷できるものを見繕って入れてきてくれるのですが何が来るのか出荷リストが来るまでわかりません、今年はどの品種が来るのかドキドキワクワクです。
まだまだ暑い日が続き、私の草刈りの日々も続きますが夏が終わり、夜風が涼しい季節、少し寂しい気分にもなりますがこれから紅葉を迎え、落葉していくヘーゼルナッツ達を見守って行きたいと思います。

余談ですが、私プロフィールでHazelnut Guardianと名乗っておりますが、私はまだ見守るしかできないことからHazelnut Guardianと役職を付けております、いつか見守るだけではなくヘーゼルナッツ達を健やかに成長させることができ、守れる存在になったら変えようと思っております。